エンジニアの副業としてのブログ – ConoHa WINGでの始め方もご紹介

本稿では、エンジニアがWordPressを使ってブログを書くメリット・デメリット、Qittaユーザーのための留意点、本サイトの月間3,000PV達成までの道のり、20件のブログの3,000PV達成時の収益を調査した結果とその考察、そして最後にConoha WINGでのブログの始め方をご紹介します。エンジニアでない方も十分参考にして頂ける内容だと思います。

エンジニアが技術ブログを書くメリット・デメリット

メリット

  1. 成果物(ブログ)の権利が自分に属する
  2. Qitta同様備忘メモとして使える
  3. 世界シェア1位のCMSであるWordPressが身に付く
  4. Webマーケティングの知識が身に付く

エンジニアとして勤務する方、又は、フリーランスエンジニアとして普段は受託開発をする方が副業をする場合、いずれの場合でも成果物の権利は勤務先、又はクライアントに属するので、継続的に対価を得るには自分が稼働し続ける必要があります。また当然ですが、自分の好きなように成果物を利用できません。エンジニアがブログを書く第一のメリットは(として私が感じるのは、以下同様)、ブログの権利が自分に属している点です。収益化すれば副業としてストック収入にもなります。

技術ブログの第二のメリットは、Qittaへの投稿と同様にブログを普段の備忘メモとして使うことが可能である他、githubと同様に自分の技術力も十分に訴求できる点です。とくにWordPressを使えば、まさにメモ帳アプリがごとくスマホでブログを書けます。

第三のメリットは、ブログそのものというよりWordPressでブログを書くメリットです。WordPressはCMSで世界的に圧倒的なシェアを持っているのみならず(こちらのサイトによれば世界シェア64.1%: 2022年5月現在)、やや面倒とは言われますが、SanityやContentful同様にヘッドレスCMSとして使うこともできます(React + WordPressが可能)。エンジニアの方であれば、どこかで本業でも副業でもWordPressの仕事に関わる可能性もあると思いますので、WordPressのメディアを自分で運営していることは強みになると思います。

第四のメリットは、技術ブログを通じてWebマーケティング(うち、とくにSEO)の知識が身に付く点と、潜在的なクライアントや人との繋がりを得られる点です。私にとっては最大の収穫でした。エンジニアが副業として個人開発をされる場合も、ブログで得たSEOの知識で自分の製品をGoogleで上位表示させることができれば、販売は楽になります。また、ブログに問い合わせページを設置すると、ASP他各方面の方から問い合わせがくるので人との繋がりも増えます。

デメリット

  1. ソースコードの表現がしにくい
  2. 自分にとって重要な専門的な内容ほどPVを稼ぎにくい
  3. 開発やインプットの時間を執筆に割かれる

エンジニアが技術ブログを書く第一のデメリットとして私が感じるのは、ソースコードが表現しにくい点です。Qittaには書きやすいマークアップが用意されていますが、自分でブログにコードを書く場合は、コードの色・背景色・フォント・改行などは原則HTMLとCSSで表現する必要があります。例えば、下記のコードは私の別の記事で使った簡単なJavaScriptの4行のオブジェクトですが、10行分のHTMLをべたで打ち込んでいます。

const newitem = {
rating: 7,
text: "The text of 4th item",
}

なお、ChromeのInspect(検証)で表示される5つのクラス、codewrap、code、cfont、p-l、p-rは私が自作したソースコード表示用の基本のクラスです(他にも色のクラスなどあり)。ChromeのStylesでご覧になれると思いますので、必要に応じてご活用いただければ幸いです(関連するご相談はお問い合わせページまで)。その他、WordPressには幾つかソースコード表示用のプラグインも用意されているので、それらを使う価値もありそうです。

一般に技術的な内容のブログはPVが稼ぎにくいと言われており、技術ブログもそのように感じます(第二のデメリット)。例えば私にとっては備忘メモとして重要なこちらの記事「Facebook認証の実装方法 – Firebase + React」は狙ったキーワード「facebook認証 react」でGoogleの検索順位の上位(2-3位)もとれていますが、30日PVは54です(2022年5月現在)。他方、技術ブログの中でもフロントエンドに近い領域はPVをとりやすく、例えばこちらの記事「ReactでMaterial-UI Iconを使う【入門編】」は「mui icon」のキーワードで検索順位3位、30日PVは530です(2022年5月現在)。

エンジニアが技術ブログを書く第三のデメリットは、開発やエンジニアとして必要な勉強の時間をブログの執筆に割かれる点です。ただQittaを見ると、日々多くのエンジニアが投稿をされているので、私が思うほどエンジニアの方は文章を書くのが嫌いではない可能性がある他、WordPressでもChart.jsの埋め込みなどフロントエンド側は開発を楽しむことができます(Chart.jsは本稿の後段でも使用)。

Qittaユーザーが技術ブログを執筆する際の留意点

Qitta利用規約第8条にを見ると、投稿内容の著作権はユーザーに属すると規定されているので、著作権法上は、Qitta上の自分の記事をそのまま自分の技術ブログにコピーしてもなんら問題はありません(著作権法第21条 – 複製権)。ただ、Googleの検索エンジンからは両記事の著作権者が同一であるとはわからないので、Googleから違法な複製と見做される結果、後からQittaを複製したブログがGoogleからペナルティーを受けます。具体的には、その記事が検索で圏外になる(インデックスされない)、Google AdSense等の契約ができない、又は、解除されるなどのペナルティーです(Googleコンテンツポリシー)。よって、Qittaへの投稿とブログへの投稿では内容を分けるべきです。なお、Qittaからブログへの流入も多いように感じるので、完全にQittaへの投稿をやめる必要もないと思います(PVが稼ぎにくい専門的でニッチな内容の備忘メモは、ブログではなくQittaに載せるなどの使い分け)。


Qittaから技術ブログへの転載禁止

3,000PV達成のために必要なこと

続いてエンジニアブログの1例である、本ブログの3,000PV(ページビュー)までの道のりをご紹介します。月間3,000PVは、後述のAdSense合格と並んでブログ初心者の登竜門あるいは分水嶺とされます。3,000PVまでに多くの人が脱落し、反対に3,000PVまで我慢できると以降ブログを順調に伸ばすことができるとされます。下記は本ブログの2022年4月1日 – 4月30日までのページビューです。下段にあるのは、上位10記事のページビューと、3,151PVに占める構成割合です。エンジニア向けですので平日の方がPVが高い傾向にあります。


3,000PV

3,000PV達成のための必要な記事数・文字数

本ブログの開設は2020年5月ですので、3,000PV達成まで2年かかっていますが、途中6か月間の休止期間(全く記事を書かない期間)が2回ありましたので、実質は1年間で3,000PVを達成いたしました。記事数は合計で31、平均的には1ヶ月当たり1.3本の記事を執筆した計算です。1記事の文字数は、少ない記事では3,000程度、多いと1万字を超えます(ソースコードも文字数に含む)。質より量が重要であると指南する先輩ブロガーも多いですが、私は量より質が重要であると考えます。例えるなら不味いコーヒーを10杯飲むより、美味しいコーヒーを1杯飲みたいという話です。3,000PV達成時の記事数は、他の方よりかなり少ないです。私がブロガーの皆様が記事で公表している数値を調査した限りでは、3,000PVに必要な記事数は、平均では100記事程度、少ない方で70記事内外、多い方は200記事超でした。反対に私の場合は1ヶ月当たり1.3本の執筆とのんびりしていたので、3,000PV達成に要した期間は、平均的な期間よりやや長いです(調査した限りでは半年~1年でに達成された方が多い)。

Google AdSense合格の意義

ブログ収益の大きな柱となるAdSense広告をブログに掲載するためにはGoogleの審査があります。本ブログにはGoogleのAdSense広告を掲載していませんが、2022年の1月に4回目のトライで合格いたしました(下記はAdSense合格時のメール本文の一部)。


Google AdSenseの合格メール / 合格通知

Google AdSense合格時の記事数は23本、PVは2,566でした。Google AdSenseの審査では、とくにブログの質が重視されています(下記に引用)。よって、AdSenceの合格はブログとして一定の品心を備えている証左と言えるので、PVを伸ばすためにも(アフィリエイトしかしない場合でも)、AdSenceの合格は十分に目指す価値があると思います。

AdSense を使用してサイトを収益化するには、独自性が高く有益なコンテンツを提供してユーザーの利便性を確保する必要があります。

Google AdSense

続いて、私のGoogle Search Console上のクリック数の推移をご紹介します(私のブログはほぼ検索流入のみ)。ブログ開設から1年間(休止期間を除くと半年間)は、1日の検索流入が1桁でほぼ読まれていない時期がありましたが、2021年5月頃からはクリック数が右肩上がりになっていることがわかると思います(横ばいの期間は2回目の休止期)。エンジニアの技術ブログに限らず、初期の誰にも読まれていない期間を耐えることが重要です(いつかは必ず読者がつく)。



3000PVでの収益 – 統計調査

本稿のタイトルも「副業としての技術ブログ」とあり、本稿をご覧になっている皆様が最も関心を持たれるのは収益だと思いますので、収益については私の1事例ではなく調査をいたしました。下記は、googleで「3000PV 収益」と検索して得られたブログでブロガーの皆様が公表している3,000PV達成時収益(月額)20人分を集計したヒストグラムです(Chart.jsで作成)。なので技術ブログではななく一般のブログの集計なります。縦軸は件数、横軸は収益のレンジで表示しています。500円未満が最も多く8人となった一方、2,000円超も2人おります。

平均値は965円、中央値は700円、最小値は150円、最大値は2,249円でした。平均値の965円はサーバー代(後述Conoha Wingベーシックプラン)をちょうどカバーできる水準ですので、3,000PVは収支が均衡するポイントとも言えそうです。初心者の登竜門ですので3,000PVでは大きく稼ぐことはできません。

なお、本ブログの収益は見ての通りGoogle Adscense広告も張らず、2022年4月まではAffiliate Linkも貼っていないのでゼロ円です(上記の調査に含めず)。

その後の経過 – 14,000PV

本記事を当初執筆したとき1年以上が経過した2023年6月現在の月間PVは14,000です。収益は月間5,000円ほどで安定的に推移しています(the moneytizer広告が半分、アフィリエイトが半分)。

技術ブログのサーバー – ConoHa WINGが優れている理由

続いてサーバーの選定です。私は普段のWebアプリのサーバーはFirebase、Vercelで、DigitalOceanを使います。Digital OceanはWordPressにも対応しており使いやすいのですが、Digital Oceanにはサーバーリソースを保証するプランしかなく高いので、本ブログではConoha Wingを選択いたしました。(FirebaseとVercelはWordPress非対応)。Conoha Wingを選択する理由(メリット)は次の通りです。

  1. WordPressのセットアップが驚くほど簡単(いわゆるアプリテンプレート)
    • 既定のOS(CloudLinux)、Webサーバー(nginx)、DB(MySQL)も、各種コンフィギュレーション他、一切のセットアップ不要
  2. 最も安いベーシックプランでも十分なスペック(理論上限値)
    • CPU6コア、メモリ8GB、SSD300GB、転送無制限、無料SSLあり
  3. 月額1,320円の定額制(長期契約ではさらに安く、3年で月額687円まで下がる)
  4. 管理画面(コントロールパネル)わかりやすい
  5. ファイルマネージャーが使いやすい(サーバー上でファイルの編集が可能)
  6. VPSのようにサーバーの運用・保守を意識しなくてよい(Conohaにお任せ)
  7. 独自ドメインが最大2つ無料でもらえる
  8. 運営会社が上場企業のGMOインターネットで開示が充実、長く使うには安心感がある
  9. WordPress以外にも使える(マルチドメインも無制限)
    • perl、php、python、rubyを動かせる(Pythonは自由にpip install可)
    • SSH接続、.htaccessの編集も可能

デメリットは他のユーザーとリソースを共有する共用サーバーである点です。上記2点目に書いたスペックもサーバーが混雑していないときの理論上限値であり、実際にはこの値は保証されません(保証されているとしたらあまりに安すぎる)。より高速又は安定したリソースが欲しい場合、Conoha Wingでは2つの方法があります。1つ目は共用するサーバーをより高機能なものに置き換えるプランの変更です。CPU8コア・メモリ12GB・SSD400GBサーバーを共用するスタンダードプラン、又はCPU10コア・メモリ16GB・SSD500GBサーバーを共用するプレミアムプランがあります。プラン変更は簡単でコントロールパネルからいつでもできます。もう一つは共用サーバーながらリソースを保証するリザーブドプランへの変更(マイグレーション)です。リザーブドプランにすると仮想の専用サーバーを割り当てるVPSに限りなく近くなります。マイグレーションもコントロールパネルから簡単にできます(変更には少し時間を要します)。始めは他の人とリソースを共用して安く始めて、ブログへのアクセスが増えるにつれ、スケールアップするかリソースをリザーブするかという使い方ができます。

さくらインターネットの同様のサービスも以前使っておりました。上記メリットの大部分をさくらインターネットも満たしますが、コントロールパネルはConohaの方がわかりやすいです。他方、ブロガーの方がよく紹介されているエックスサーバーは運営会社が非上場会社であり、Conohaを運営するGMOインターネットやさくらインターネットのような十分な開示がない点、私はやや不安を感じて避けました。なお、非上場会社でも開示の充実した会社は多く、非上場会社自体に問題があるとは思いません。

無料のブログはどうなの?

Livedoorブログ、Amebaブログなど無料のブログサービスもありますが、副業としてブログを展望される場合はやめた方がいいです。本YoheiKoブログも始めはlivedoorブログで始めました。無料のブログを避けた方がいい理由は4点あります。1点目はデザインの制約が大きい点です。選択の余地があまりありません。2点目は広告です。自分の収益にはならない運営サイトの広告が記事に入ります(それなら自分のAdSense広告を載せた方がよい)。3点目は検索流入が見込めない点です。Google検索において、アメブロのブログは滅多に上位表示されないことがわかる通り、SEO上不利とされます。4点目は、無料のブログで書いた記事を、後から有料のブログに活かす(転記する)ことができない点です。前述のQittaの例と似ており、自分の記事を自分で別のサイトに複製することは著作権法上はなんら問題ないのですが、Googleからは盗用であるとして見做され、後から始めたブログの記事は検索順位で圏外、またそのような記事が1つでもあるブログ全体がGoogle AdSenseに通りません。

ConoHa WINGでのブログの始め方

Conoha WingでのWordPressの立ち上げはとても簡単です。以下、順を追ってConoha Wingでのブログの始め方をご紹介いたします。まずは、こちらのサイトConoHa WINGにアクセスいたします。

先ほどのConoha Wingのリンク(こちらでも可)をクリックすると、中央に「今すぐお申込み」というボタンがあります。同ボタンをクリックすると下記のようなサインアップ画面が現れますので、左側「初めてご利用の方」からサインアップします。


Conoha WIng サインアップ サインイン

プランの選択

メールアドレスとパスワードを入力して、サインアップを済ませると、下記のようなプランの選択画面に移ります。選択・入力する所は5ヶ所です。


Conoha Wing プラン選択画面

① ②料金タイプ・契約期間

通常料金は単月の契約、Wingパックは3ヶ月以上の契約(割引あり)です。デフォルトではWINGパックのベーシックプラン、期間は1年が選択されていると思います。Wingパックを選択しないと無料の独自ドメインがつきませんので、私も当初から1年プランで始めました。右側には1年分の支払い金額が表示されます(1年契約の場合は年に1度引き落としされます)。

③初期ドメイン

ドメインの数は無制限、かつ独自ドメインも設定可能なので初期ドメインにあまり意味はないのですが、ここで初期のドメインを設定を要します。ブログのドメインにこの初期ドメインを割り当てることも可能です。

④サーバー名

サーバー名は、複数のサーバーを契約したときに区別するためのものです。任意の名称を付けることができますが、デフォルトの名称で問題ないございません。

⑤WordPressかんたんセットアップ

今回はWordPressのブログを作成するのが目的ですので、「利用する」を選択します。

WordPressかんたんセットアップ

次がWordPressかんたんセットアップの画面です。本稿をご覧になっている方で、他社サーバーから移行される方はあまりいないと思いますので、セットアップ方式はデフォルトの新規インストールのままとすると、ここで実質的に選択・入力を要するヶ所は5ヶ所です。


Conoha Wing WordPressかんたんセットアップ

①独自ドメイン設定

3ヶ月以上の契約(Wingパック)とすると、独自ドメインが選べます。本稿のyoheiko.comもここで無料で取得した独自ドメインです。有料ドメインを契約すると、安いドメインでも年間1,000円、人気の.comドメインだと年間1,500円ほどします。ドメイン名を入力し、右側の検索を押します。他の方が使用中のドメインの場合は、下記上段のように「このドメインは取得できません」と表示されますが、取得可能な場合は下記下段のように「成功しました」というポップアップが出ると思います。

Conoha 独自ドメイン 失敗
Conoha 独自ドメイン 成功

.comドメインや.tokyoドメインは比較的安価である一方、.onlineドメインや.shopドメインなど年間維持費が5000円を超える高価なドメインもあります。高価なドメインでも無料である点がConoha Wingの大きな魅力です。下記は以前私が取得を検討したopenwineドメインの例です。斜線の部分で元の値段が確認できます。

Conoha無料ドメイン

②作成サイト名

WordPress内のサイト名です。ブログのヘッダーに表示されますが、WordPressの管理画面でいつでも変更も可能ですので、いったん深く考えずに決めていいと思います。

③④WordPressのユーザー名・パスワード

WordPressでブログを作ると、Conohaのコンポーネントに来ることは滅多になく、普段は自分のサイトのWordPress管理画面で記事を書くなどの運用をします。このユーザー名とパスワードは、WordPress管理画面に入るための重要なものですので、必ずどこかに控えておいてください。

⑤Wordpressテーマ

WordPressにはテーマという名称のデザインテンプレートがあります。例えば本サイトはTHE THORという有料テーマを使用しています(デザインがよい)。テーマには有料テーマと無料テーマがあり、Conohaのこの画面では無料テーマのCocoonが選択できる他、有料テーマからも3つ選択可能です。WordPressのテーマはブログの開始後いつでも変更できるので、始めは無料のテーマでスタートされることをお勧めいたします。なお、Cocoonは日本のWordPressテーマではシェア5.1%の2位で(manuon.com 2022年1月調査)、無料でありながらSEOの面など十分な機能を備えています。

⑥次へ
プランの選択と、WordPressのかんたんセットアップを終えましたので、次へを押します。入力の途中で時間を要した場合は、次へ進めないこともありますがもう一度Conohaにログインすると次の情報入力から始めることができます。

情報入力

続いて下記のような氏名、住所等を入力する画面が表示されると思います。必要事項を入力の上、先ほどの⑥画面右側にある(又は下段にある保存が表示される方もいるかもしれません)次へを進んでください。


Conoha 情報入力

次へを押すと、下記のようなSMS認証の画面が表示されると思います。


Conoha SMS認証

スマホにSMSで認証コードが届くと、下記のようなポップアップがPCで開くと思いますので、認証コードを入力します。認証コードを入力するとクレジットカードの情報が入力可能となります。


Conoha SMS認証

お支払い方法

次は支払い方法の入力画面です。クレジットカードの情報を入力後、画面を下にスクロールすると「お申込み」というボタンがあると思いますので、同ボタンを押して完了です。




クレジットカードの認証が終わると、下記のような「WordPressをインストールしました」というポップアップが画面が表示されると思います。(1)サイトURL、(2)管理画面URL、(3)DB、(4)DBユーザー名、(5)DBパスワードは必ず控えておいてくださいと表示されますが、いつでもConohaのコントロールパネルで確認できますので、重要な(1)自分のブログのトップ画面、と(2)WordpressログインのURLだけ控えれば十分です。また、(2)も(1)の後ろに、/wp-adminと付けるだけですので、(1)だけでも十分です。(3)-(5)は普段使いません。以上で、Conoha Wingを使ったWordPressの登録が終わりました。しばらくしてから、(1)にアクセスすると自分のブログのトップ画面が表示されるはずです。



ConoHaWingのコントロールパネル

ブログの開設は済んでおり、以降大部分の設定はWordPressの管理画面で実施しますが、ConohaWingのコントロールパネルを簡単にご紹介します。ConoWingにログインしてコントロールパネルに入ると下記のような画面になっていると思います。支払い情報は下段左の今月のご請求金額をクリックすると確認できます(私は年払いなので、表示上は当月0円)。上段のタブではVPSではなく、WINGのタブを選択すると、中央に作ったばかりの自分のドメインが表示されます。サイト管理をクリックしてみましょう。


Conoha コントロールパネル

サイト管理をクリックすると、左の上の部分に自分の独自ドメインが表示されているはずです。またデータベースをクリックすると先ほど控える必要がないと申し上げたデータベース名、データベースユーザー名も確認できます。データベースパスワードもデータベースユーザー名をクリックすると確認・変更可能です。続いてサイトセキュリティーをクリックしてみましょう。


Conoha コントロールパネル

無料SSLの設定

先ほど私がConoha Wingのメリットでご説明した無料SSLの設定を確認することができます。SSLはインターネットの通信プロトコルHTTPを暗号化したHTTPSプロトコルで、共通鍵方式・公開鍵方式の暗号を組み合わせて、インターネットで送受信される情報を暗号化する技術です。SEO上も重視されるという説があります。Conoha Wingでは無料で設定可能です。サイトセキュリティーをクリック後、上段の独自SSLのタブをクリック、画面中央の無料独自SSLをクリックしてください。利用設定がON、利用中と表示されていれば大丈夫です。以上でConohaコントロールパネルでの最低限の操作は完了です。


Conoha 無料SSL設定

WorsPressのログイン

ここまでご覧になった方はだいぶ時間も経っていると思いますので、いったん作業を終えられてもいいと思いますが、最後にWordpress管理画面へのログイン方法だけご紹介します。先ほど控えた(2)のURLを使います。控えていない場合も自分の独自ドメイン(1)の後ろに/wp-adminと付ければ大丈夫です。下記のようなWordpress管理画面が表示されるはずです。ユーザー名とパスワードには、先ほどWordPress簡単セットアップで設定し控えたユーザー名とパスワードを使用します。



下記のような管理画面が表示されれば成功です。WordPress自体は見た目で直感的に操作できますが、次回別の記事で重要な初期設定(プラグインの設定)をご紹介したいと思います。


WordPress管理画面

今日も最後までご覧頂きありがとうございました。