Versant 事前準備と直前対策 【63点とった筆者が解説】

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Versantという英語のリスニングと会話のテストを初めて受験し63点をとりましたので、その事前準備と直前にできる対策について書きたいと思います。私は現在米国の大学院に通う(完全オンライン)他、元々英語が少し得意な方でしたので、初めての受験で多くの準備・対策をせずに60点を超える高得点(63点)をとれましたが、受験を通じてこれだけはした方がいいと思われるVersantの事前準備・対策について書きたいと思います。下記は私のスコアレポートの上段のスコアの要約部分です。



Versantって何


準備・対策の説明をする前にVersantの概要とスコアの考え方について簡単に説明したいと思います。Versantのホームページを訪れると日本語の充実した説明があるので、TOEIC同様の日本の団体のように思えるかもしれませんが、Versantは英国のPearsonという教育出版会社(上場もしています)によって開発・運営されております。この記事を読んで頂いている皆さんの中には、英検やTOEICを受験した方も多いと思いますので、その比較で説明すると、Versantの大きな特徴は次の3点です。

(1)国際的なスコアです。TOEICのスコアや英検の級は海外で通じませんが、Versantは英国のテストですので、海外で(日本で独占販売権を持つ日経新聞社の記事によれば100ヶ国で)通じるスコアです。もちろん日本でも、始まってわずか3年で20万人以上が受験した有名なテストです(出所は上記日経の記事)。続いて(2)Versantはリスニングとスピーキングの力を図るテストで、英検やTOEIC(L&R)のような読解とライティングがございません。最後(3)、Versantは受験会場に行く必要がなく、家でスマホだけで受験できます。申し込みももちろん家からネットで完結します。スコアはAIで採点しているようで、受験終了後1分で結果が出ます。数週間待たされるTOEICと異なり、スコアがすぐわかるのもいいですね。


Versantのスコアの見方

TOEIC(L&R)で高得点を持つ人が、必ずしもビジネスで通用しないと言われます。ビジネスではライティングとリスニング力、それにスピーキング力が求められるのは言うまでもありませんが、TOEIC(L&R)ではライティングとスピーキングの力を図れていないのが原因です。多くの日本企業もそのことに気が付いていて、過去のTOEIC偏重を見直し、社員のライティングとスピーキングの力を伸ばそうとしています。採用の目線ではTOEICは過去ほど重視されなくなることを意味します(もちろんTOEIC高得点が低得点より好まれことは言うまでもありませんが)。下記の図はVersantのホームページから取得したTOEICスコア(横軸)とVersantスコア(縦軸)の散布図です。なお、Versantは最低20点最高80点のテストです。TOEICの点数が高いほどVersantの点数も高い右肩上がりの関係には一応ありそうですが、赤い囲いと説明にある通りTOEICの高得点者でも、Versantのスコアにはかなりの開きがあることがわかります。




また上記の散布図の縦軸に注目すると、40点の周辺に最も分布していることがわかります。実際、公式ホームぺージによれば日本人の平均点は38点だそうです。TOEICの平均点は580点ですので、受験母集団が同一だとすると、TOEICで580点の人はVersantで38点ということになります。次に、各点数の能力を公式ホームページから確認したいと思います。



最も上にあるC2クラスと続くC1クラスの能力(定義)を引用します。C2クラスはネイティブの中でも極めて言語能力の高い人と言えると思いますので、日本人が目指す最高峰は、こちらもネイティブ同等のC1クラスということになりそうです。

C2:微妙な意味合いを正確に自然に伝達できる。自由に、自然な口語体で自分の考えを詳細に説明できる。複雑な構文でも、適切に接続詞や結束装置を使用して、文法的、音韻的に幅広く一貫して対応できる。

C1:流暢で自由な表現を、適切な構文を使って明確に話すことができる。流暢に、自由に、ほとんど意識することなく、自然な言葉遣いで自分の考えを説明できる、正確で、間違いが少ない。接続詞や結束装置を的確に使用できる。



次に平均の一つ上のクラスに相当するB1+とB1クラスの定義も見てましょう。こちらも「包括的に話し続けること」ができますので、ビジネスには十二分な能力です。実際Versantでも海外赴任の目安は48点に設定されています。今後受験を考えている方は、B1クラスがまずは目指すべきマイルストーンということになります。

B1・B1+:身近な事柄において伝えたいことの要点を包括的に述べることができる。構文や語彙の選択、もしくは修正のために途切れることが多々あるが、おおむね包括的に話し続けることができる。時々外国語固有のなまりが出ることや発音のミスがあるが、発音は理解可能である。予測可能な状況では、主要な、使い慣れている語彙や文法をほどほどの正確さで使うことができる。



Versantの事前準備

Versantを代理店のホームページで申し込むと(2020年5月現在で受験料5,500円税込み)、8桁の数字(TIN)が発行されます。この8桁の数字は受験と結果の確認で使用します。8桁の数字をメモした後、スマホでVersantアプリをダウンロードします(App Store又はGoogle Playですぐ見つかります)。Versantアプリをダウンロードし開き、下記一番左側の画面が現れれば成功です。続く、中央の画面ではまずPracticeを選択してください。こちらは練習で本番のテスト前に何度も繰り返し練習することができます。本番は17分に対して、Practiceは8分ですが、本番と同じ環境で全ての種類のテストを受けることができます。私はPracticeを4回繰り返しました。

事前準備では、最適な環境を見つけることと、進行の間合いを把握することが重要です。中でもイヤホンの有無と音量が重要です。私はイヤホンなしとイヤホンを複数試し、2,000円ほどのイヤホンで臨みました。Practiceの音声で子音が十分に聞き取れるかを目安にするといいと思います(逆にそれで充分)。あまり高正能の気密性の高いイヤホンにすると、今度は自分の声が聞こえなくなりやりにくくなります。音量の調整はスマホの音量でもいいですし、テスト開始前に音量を調節する画面が現れるのでそこでもできます。その他テスト前に指示がありますが、テスト中は機内モードへの切り替えを要求される他、自分の名前と、住んでいる都市、国を言うことが要求されます。以上テストが始まる前のフェーズはPracticeでも本番のテストでも全く同じです。続いて環境の観点からは、30秒と40秒で答えるパートがあるので秒針の見れる時計を用意してもいいかもしれません。最後に進行の間合いですが、テストは全部で6つのパートで構成され、各パートの前に事前説明があります。この事前説明の終わりと、各パートのテスト開始の間合いが意外と早いです。何度もPracticeをやると、本番の事前説明中は休憩できるわけですが、始まりにしっかり集中できるようこの意外と早い間合いに慣れる必要があります。以上が事前準備になります。続いて対策です。



Versantの対策

Versantはリスニングとスピーキングのテストと申し上げましたが、私のスコア表をご覧いただくと、文章構成、語彙、流暢さ、発音の4点が問われていることがわかります。リズニングは当然の前提とされているようですが、まぁまぁ難しいです。極端なイギリス英語ともアメリカ英語とも感じさせない中立的な聞きやすい英語ではあるものの、時々明らかにリスニング力を試すスピードで音声が流れることあります。さてこの4つの能力ですが、全部で6つのパートに分かれたテストで問われます。一つずつ見ていきましょう。

Versant – PartA Reading(音読)


PartAのReading(音読)では、4つの能力のうち発音と流暢さが問われてます。全部で8問、スマホにまとめて8つの文章が表示されますので、一文づつ読んでいきます。ここでの対策は、日本人の苦手な抑揚と子音の発音をしっかりするなどもあるのですが、純粋なテスト対策の観点からは、1つの文章を言い終えた後の2秒程度の間隔で、次の文章を頭の中で一度読み予習ができるかがポイントです。読む時間はゆっくりめに設定されていますので、多くの人は1-2秒ほど時間があるはずです。この時間で区切る場所と抑揚を決めます。

Varsant – PartB Repeat(復唱)


PartBのRepeat(復唱)では、(当然の前提とされる)リスニング力、発音、流暢さに加えて語彙が問われています。文字通り聞こえた文章を繰り返します。全部で16問ありますので、まず集中を維持するのがポイントです。各文章はさほど長くはないですが、とくにどちらかと言うと後半に現れる速いテンポに付いていく集中が必要です。次に、リスニング力一般の話を横に置くと、自分の知らない単語が出てきても、あるいは文章全体の意味がわからなくても、聞いた音をそのまま真似て言うことがVersant対策の観点からは重要です。私も16問中全くわからない文章が1問あり、意味もわからいまま聞こえたままを繰り返して乗り切りました。

Versant – PartC Questions(質問)


PartCのQuestions(質問)では、リスニング力、発音に加えて語彙も問われていそうです。質問に2択で単語で答えるので流暢さは問われていません。全部で24問、PartBと同じく集中を維持するのがまずポイントです。ここの対策は、2択で50%の確率で当たることから、わからない文章と単語が並んだ場合、とりあえず文章中で聞こえた選択肢(キーワード)のうちいずれかを言えばいいということになります。どの単語がキーワードかは最低限見抜く必要がありますが、見抜けない場合はとりあえずどれでもいいので聞き取れた名詞を言うことが重要です。

Versant – PartD Sentence Building(文章構築)


PartDのSentence Building(文章構築)では、リスニング力、発音、流暢さ、文章構成が問われています。語彙はさほど難しくなかったと記憶します。全部で10問、各問で文節が3つ流れますので、それを正しい順番に組み替えて話します。ここでの対策は、3つ聞き終えてから文章を組み立てるのではなく、1つ目の文節を聞いた時点で、順番の当たりを付ける(文章構成の仮説を立てる)ことです。続く2つ目の文節が、1つ目の仮説と整合すればかなりの確率で正解だと思います。最後の3つ目の文節を空いたスペースに入れて完成します。時々2つ目まで迷うこともありましたので、1つ目で判断できなくても気にする必要はないと思います。最後まで聞いてわからない場合も、なんでもいいので適当に文書にすることが重要だと思います。私は10間中1問が全く不明で、他1問が自信がなくこの手を使いました。

Versant – PartE Story Telling(話の再現)


PartEのStory Telling(話の再現)では、リスニング力、文章構成、語彙、流暢さ、発音の全てが問われています。ただ、PartDと同じく語彙はさほど難しくなかったと記憶します。全部で3問、毎回30秒の物語りが流れますので、続く30秒でその物語を話します。完全に記憶するのは困難だと思いますので、キーワードを拾ってしっかり記憶することが重要です。キーワードは、Who、What、When、Whereの4つを抑えること重要です。30秒と短いので、また、多くを記憶することも難しいので、5W1HのうちWhyとHowは重要度が下がります。4つの重要なキーワードの大部分は前半15秒でそろいます。後半15秒は物語が展開しますが、後半ほど記憶に残っているので意識的にキーワードを拾う必要はないです。キーワードを拾えるとここは比較的やりやすいと思います。なお、メモをとることは禁止されております。

Versant – PartF Open Questions(オープンクエスチョン)


最後PartFのOpen Questions(オープンクエスチョン)では、リスニング力、文章構成、語彙、流暢さ、発音の全てが問われています。2問の2択で問われ、いずれかを選んで理由を付けて回答します。いずれかが正解というわけではないので、自分の答えやすい方を選べます。回答時間はそれぞれ40秒あります。ここでの対策は、40秒の最後まで、4つの能力をアピールし続けることと、ある程度回答の型をあらかじめ決めておくことだと思います。前段につき、私は途中で切れることを警戒する余り、2問とも10秒以上余らせてしまいここでかなりの点数を落とした思います。切れることを恐れずに話し続けてた方がいいと思います。後段の型ですが、私は結論を述べた後に理由は3つありますと言い切って始めました。始めの段階では3つのあてなく途中で考えながら進めました。私は3つと言ってしまいましたが、40秒あるので最低でも4つは話せると思います。

Versantの結果の見方


最後テスト結果ですが、1分で得られます。冒頭の8桁の番号あればテストの直後スマホからでも、PCからでもこちらで結果をいつでも見ることができます。始めは英語で示されていますが、左上のドロップダウンを選ぶと日本でも見ることができます。

英語(とくにリスニングとスピード)の勉強法一般については私の別の投稿「社会人の英語勉強法」で解説していますが、Versantに固有のAI対策の観点では、YouTubeに自分の話した内容をアップロードして英語の字幕で確認する方法をおすすめです。私はYoutubeの字幕機能のおかげで自分のcanがcan’tに聞こえていたことがわかり修正しました。以上、少し長くなりましたが今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。また皆様のためになる記事をかけるよう精進したいと思います。